吊り荷への手出しは危険!<安全対策の紹介>
玉掛け作業における吊り荷への接触は、重大な事故に繋がる非常に危険な行為です。吊り荷に挟まれたり、荷の落下に巻き込まれたりするリスクがあるため、絶対に避けるべき行動です。
今回の記事では、吊り荷に触れずに安全に作業する方法を紹介していきます。
1秒で伸縮でき、携行できる玉掛専用の手カギ棒はこちら!
吊り荷に挟まれる危険性
まずは、実際のケースを想定して考えてみましょう。
【問題】
クレーンで荷を吊り上げた際、荷が左右に大きく振れてしまいました。このような状況で、あなたはどう行動すべきでしょうか?
【解説】
荷の揺れを止めることが求められますが、重要なのはその方法です。
吊り荷を直接手で押さえたり、引っ張ったりすることは絶対にやめてください。この行動は、以下の危険を招くことになります。
・衝突
吊り荷との距離が近いため、衝突して怪我をする可能性があります。
・挟まれ
荷と壁などの構造物との間に身体が挟まれ、大怪我を負う危険性があります。
・二次災害
衝突の衝撃で吊り具が外れたり、バランスを崩したりすることで、荷の落下という重大な二次災害を引き起こすことも考えられます。
正しい知識とルールを遵守し、常に安全な作業方法を実践しましょう。
安全に係るガイドライン
以下の玉掛け作業の安全に係るガイドラインにも、「クレーン等の作動中は直接つり荷及び玉掛用具に触れないこと。」と記載があります。労働災害を防止するためにも遵守しましょう。
平成12.2.24 基発第96号 別添|安全衛生情報センター
※5 玉掛け方法の選定 (1) 共通事項 ホ
安全に吊り荷の振れを止める方法
吊り荷の揺れを止める際は、介錯ロープで誘導するか、手鉤(てかぎ)で押すなど、荷に直接触れずに安全な距離を保つようにしてください。

1秒で伸縮でき、携行できる玉掛専用の手カギ棒はこちら!
まとめ
安全な玉掛け作業の基本は、吊り荷に直接触らないことです。荷の揺れを止めたいときも、焦って手で押さえたり引っ張ったりせず、介錯ロープや手鉤といった道具を使い、安全な距離を保ちましょう。
事故は一瞬の油断から起こります。正しい知識とルールを遵守し、常に安全な作業方法を実践しましょう。それが、自分と仲間の安全を守ることに繋がります。
1秒で伸縮でき、携行できる玉掛専用の手カギ棒はこちら!