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玉掛け作業に必要な資格と取得方法を解説


玉掛け作業に必要な資格は「玉掛け特別教育」、もしくは「玉掛け技能講習」の2種類があります。
今回はその2種類の資格の違いと取得方法について解説していきます。

1トン未満は「玉掛け特別教育」

吊り上げ荷重1t未満のクレーンに玉掛けを行う事ができます。

受験資格

18歳以上であれば、基本的に誰でも受ける事ができます。

玉掛け特別教育の内容

受講時間は約9時間、2日かけて行います。

区分講習科目講習時間
学科クレーン等に関する知識1時間
クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識1時間
クレーン等の玉掛けの方法2時間
関係法令1時間
実技クレーン等の玉掛け3時間
クレーン等の運転のための合図1時間

講習費用

約20,000円

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1トン以上は「玉掛け技能講習」

吊り上げ荷重1t以上のクレーンに玉掛けを行う事ができます。

受験資格

こちらも18歳以上であれば、基本的に誰でも受ける事ができます。

玉掛け技能講習の内容

受講時間は約19時間、3日かけて行います。

区分講習科目講習時間
学科クレーン、移動式クレーン、デリック及び揚貨装置に関する知識1時間
クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識3時間
クレーン等の玉掛けの方法7時間
関係法令1時間
実技クレーン等の玉掛け6時間
クレーン等の運転のための合図1時間

講習費用

約30,000~40,000円

玉掛け特別教育・技能講習の難易度

玉掛け資格の合格率は90%程度と言われており、取得難易度は高くはないでしょう。
ただ、少数でも落ちてしまう人がいるのも事実です。
合格するだけではなく、正しい知識を付けて安全に作業するためにも講習はしっかりと受けましょう。

玉掛け特別教育・技能講習を取得するメリット

玉掛けの資格はクレーンを使う現場では取得は必須となるでしょう。取得しておくと就職や転職の際も有利になります。
また、クレーンの資格も同時に取っておくことも推奨します。
現場では一人でクレーン操作と玉掛けを行うことがありますので、クレーンと玉掛けの両方の資格を習得しておくと仕事の幅が広がります。

まとめ

  • 玉掛けの資格は「玉掛け特別教育」と「玉掛け技能講習」の2種類
  • 「玉掛け特別教育」で玉掛けができるのは吊り上げ荷重1t未満のクレーンのみ
  • 「玉掛け技能講習」で吊り上げ荷重1t以上のクレーンへの玉掛けが可能に
  • 玉掛け資格の合格率は90%程度。安全に作業するためにも講習はしっかり受ける
  • クレーンと玉掛けの両方の資格を習得しておくと便利

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