ユニック車とは?種類や資格についても解説!

目次[非表示]

  1. 1.ユニック車とは
    1. 1.1.クレーン車との違い
    2. 1.2.ユニック車正式名称
  2. 2.ユニック車の種類と特徴
    1. 2.1.キャブバック型
    2. 2.2.ハイアウトリガー型
    3. 2.3.荷台内架装型
  3. 3.ユニック車のサイズ
    1. 3.1.2tユニック車
    2. 3.2.4tユニック車
  4. 4.ユニック車の操作に必要な資格と免許
    1. 4.1.公道の運転
    2. 4.2.移動式クレーンの操縦
    3. 4.3.玉掛作業
  5. 5.ユニック車を選ぶポイント
    1. 5.1.車両総重量
    2. 5.2.ラジコンの有無
    3. 5.3.アウトリガーの装備
    4. 5.4.クレーンのブーム段数
    5. 5.5.クレーンの吊り上げ重量
    6. 5.6.フックインの有無
  6. 6.まとめ

ユニック車とは

「ユニック車」とは、一般的には、トラックの荷台部分にクレーンが搭載されており、
この1台で荷物の運搬と積み下ろしができるのが最大の特徴です。

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クレーン車との違い

「ユニック車」と「クレーン車」は、どちらもクレーンを搭載した車両ですが、その機能と用途に明確な違いがあります。

・ユニック車

トラックの荷台部分にクレーンが搭載されている車両です。
特徴としては、運搬と吊り上げの両方が可能で、荷物を積んで運ぶ「トラック」としての機能と、
クレーンで荷物を吊り上げる「クレーン」としての機能の両方を兼ね備えています。

汎用性が高く、建設資材の運搬から積み下ろし、機械の据え付け、樹木の運搬など、幅広い用途で使われます。
比較的コンパクトで、大型クレーン車に比べて小回りが利き、狭い場所や市街地での作業にも適しています。

・クレーン車

クレーンを搭載した車両全般を指す広範な総称です。「移動式クレーン」とも呼ばれます。
特徴としては、重量物の吊り上げや移動に特化しており、荷台がない、または荷台があっても運搬能力は限定的です。

クレーン車の主な用途は大規模な建設現場での重量物の吊り上げ、高所作業、橋梁工事など、
より専門的で大型の吊り上げ作業に使われます。

ユニック車はクレーンが搭載されたトラックを指す通称であり、クレーン車の中にユニック車も含まれます。
つまり、ユニック車はクレーン車の一種となります。

また、クレーン車の中には、他にも以下のような種類があります。

トラッククレーン:
ユニック車よりも大型で、主にクレーン作業を目的とした車両。走行用とクレーン操作用の
2つの運転席を持つものが多いです。

ラフテレーンクレーン:
不整地走行性に優れ、走行とクレーン操作を同じ運転席で行うタイプ。建設現場などでよく使われます。

オールテレーンクレーン:
トラッククレーンとラフテレーンクレーンの両方の良い点を持ち合わせた大型のクレーン車。
高速走行と不整地走行の両方が可能です。


ホイールクレーン:
クレーン自体に車輪が付いており、自走できるクレーン。

ユニック車正式名称

ユニック車の正式名称は「積載型トラッククレーン」です。

「ユニック」という名称は、日本のクレーンメーカーである古河ユニック株式会社が製造する
積載型トラッククレーンの商標名が非常に有名になり、それが一般名称として定着したものです。
そのため、他社の同様の車両も「ユニック車」と呼ばれることが多くあります。

ユニック車の種類と特徴

ユニック車はクレーンの設置場所やアウトリガーの場所によって、主に以下の3種類に分けられます。

キャブバック型

運転席と荷台の間にクレーンが設置された、最も一般的とされているユニック車です。
レッカー車や建設現場での資材の積載・荷降ろし、運搬などに使われ、汎用性と操作性に優れています。

ハイアウトリガー型

車体にアウトリガーと呼ばれる支柱が長く搭載されており、車体を高く持ち上げることができます。
重機や小型の建設機械を運搬したいときに活躍し、傾斜や不安定な場所でも安定して作業ができます。
※アウトリガーはクレーン作業時のトラックの転倒を防ぐための装置です。

また、アウトリガーも以下の種類がありますので紹介します。

・リアアウトリガー

荷台の前後にアウトリガーが搭載されたタイプです。他のタイプは前方のみ搭載されており、
地面に固定されるのは二箇所のみですが、リアアウトリガーは四箇所を地面に固定できるため
安定性が高くなり、高所作業の現場で活躍します。

・差し違いアウトリガー

左右のアームを互い違いに収納できるタイプです。これはアウトリガービームというパーツが長いためで、
その分左右に広くアウトリガーを伸ばせるため、地面により広い面積で設置でき、高い安全性を確保できます。

荷台内架装型

クレーンが荷台内に収まっているので、車両全体の長さや高さが抑えられます。車両がコンパクトで
小回りが利きますので、狭い道や現場での取り回しが容易です。
小型トラックの場合、4ナンバー登録が可能で、維持費を抑えられる可能性があります。
荷台の広さについては、クレーン格納部分が荷台の一部を占有するため制限が出る場合があります。

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ユニック車のサイズ

ユニック車のサイズは、主にベースとなるトラックの積載量(トン数)によって分離され、
それぞれ車両のサイズや吊り上げ能力が異なります。今回はユニック車の一般的なサイズの
2tと4t車両について解説します。

2tユニック車

2tユニック車は、主に小型トラック(車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満)に
クレーンを搭載した車両を指します。
小型トラックがベースであるため、全長が短く、全幅も狭めです。

  • 全長: 4.7m~6.5m程度
  • 全幅: 1.7m~2.0m程度
  • 全高: 2.2m~2.8m程度
  • 荷台長: 3.1m~4.3m程度


小回りが利くため狭い路地や住宅街、限られた敷地内での作業に適しています。
荷台内架装型はこのサイズに多く見られます。
吊り上げ能力について、一般的な吊り上げ荷重は2.2t~2.63t程度となっています。

4tユニック車

4tユニック車は、主に中型トラック(車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満)に
クレーンを搭載した車両を指します。
汎用性が高くユニック車の中で最も普及しており、幅広い用途に対応できるサイズです。
車両寸法は2トン車よりも一回り大きくなります。


  • 全長: 6.2m~8.5m程度(ショート、標準、ロング、スーパーロングなど多様)
  • 全幅: 2.1m~2.35m程度
  • 全高: 2.5m~3.1m程度
  • 荷台長: 4.0m~6.2m程度


吊り上げ能力について、一般的な吊り上げ荷重は2.63t~2.93t程度です。2トン車と大きくは
変わらないことが多いですが、ブームの段数や作業半径が大きくなる傾向があります。
多くのユニック車は、規制の関係で吊り上げ荷重が3t未満に抑えられています。

ユニック車の操作に必要な資格と免許

ユニック車の運転と作業を行うためには以下の免許と資格が必要になります。

公道の運転

ユニック車はトラックの荷台にクレーンが搭載されている車両です。公道を運転するためには、
その車両の総重量や最大積載量に応じた運転免許が必要です。

  • 普通自動車免許:車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満の場合
  • 準中型自動車免許:車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満の場合
  • 中型自動車免許: 車両総重量7.5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満の場合
  • 大型自動車免許: 車両総重量が11トン以上、最大積載量6.5トン以上の場合

移動式クレーンの操縦

ユニック車のクレーン部分を操作するには、吊り上げる荷物の重さによって必要な資格が変わります。

  • 吊り上げ荷重が1トン未満のクレーンを操作する場合
    「移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育」が必要です。

  • 吊り上げ荷重が1トン以上5トン未満のクレーンを操作する場合
    「小型移動式クレーン運転技能講習」が必要です。

  • 吊り上げ荷重が5トン以上のクレーンを操作する場合
    「移動式クレーン運転士免許」が必要で、国家資格になります。

玉掛作業

玉掛け作業を行うには、別途以下の資格が必要です。

  • 吊り上げ荷重が1トン未満の玉掛け作業を行う場合
    「玉掛け業務の特別教育」が必要です。

  • 吊り上げ荷重が1トン以上の玉掛け作業を行う場合
    「玉掛け技能講習」が必要です。

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ユニック車を扱う場合は車両を運転する免許に加えて、クレーンを操作する資格、玉掛けを行う
資格が必要となることが一般的です。どのようなユニック車を運転し、どのような作業を行うかによって
必要な資格が変わりますので、事前に確認しておきましょう。

ユニック車を選ぶポイント

ユニック車は様々な種類があり、用途によって最適なものが異なりますので、以下のポイントを考慮して選びましょう。

車両総重量

車両総重量は、「車両重量(クレーン含む)」+「最大積載量」+「乗車定員分の重量(人数×55㎏)」で構成されます。
運転する人が保有している運転免許の種類で、その車両総重量のユニック車が運転できるかを確認しておきましょう。
「2t積みユニック」と表現されている場合、それは「最大積載量が2t」という意味であり、
そのユニック車の車両総重量は2tを遥かに超えることが多いでしょう。
常に「最大積載量」と「車両総重量」の両方を意識しましょう。

ラジコンの有無

クレーン操作は無線で操作できるラジコンがあると作業効率が上がり非常に便利です。
特に一人で作業することが多い場合は、ラジコン付きを選ぶと良いでしょう。

アウトリガーの装備

アウトリガーはクレーン作業時の安定性を確保するために重要です。重量物を吊り下げることが多い場合は、
しっかりと安定させられるアウトリガーが装備されているか確認しましょう。

クレーンのブーム段数

一般的には4段が多いですが、より遠い場所や高い場所での作業が必要な場合は、5段や6段など長いブームの
タイプも検討が必要です。ブームが伸びるほど、吊り上げられる荷物の重量は軽くなる点に注意しましょう。

クレーンの吊り上げ重量

最も重い荷物の最大荷重を特定し、その荷物を吊る際の最大作業半径と吊り上げ高さを割り出し、
それをユニック車の荷重曲線(作業範囲図)と照らし合わせ、必要な吊り上げ能力を持ったクレーンを選びましょう。
安全のために余裕を持った能力のクレーンを選ぶことを推奨します。
また、ユニック車の「吊り上げ荷重」は、フックなどの吊り具の重さも含んだ値であることに注意が必要です。

フックインの有無

フックをブームの下に収納できる機能です。移動中や作業中の安全性、作業性が向上します。

まとめ

  • ユニック車は、クレーン車の一種である「積載型トラッククレーン」の通称です。
  • ユニック車は、荷物の運搬と積み下ろしを1台でこなせる汎用性の高さが特徴です。
  • 「クレーン車」は、ユニック車を含む、クレーンを搭載した全ての移動可能な車両の総称で、
    より大規模な吊り上げ作業に特化した車両も多く含まれます。
  • 要するに、「ユニック車」は特定の機能を持った「クレーン車」の一種であり、
    「クレーン車」はより広い概念を指す、と理解しておくと良いでしょう。


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