玉掛け作業に必要な資格と受講方法を解説

クレーンの玉掛け作業を行うためには資格が必要です。
必要な資格は「玉掛けの業務に係る特別教育」と「玉掛け技能講習」の2種類があります。
今回は玉掛け作業に従事するために受講する必要のある講習とその受講方法について解説していきます。

目次[非表示]

  1. 1.玉掛け作業とは
  2. 2.玉掛け作業に必要な資格
    1. 2.1.玉掛けの業務に係る特別教育
    2. 2.2.玉掛け技能講習
  3. 3.玉掛けの業務に係る特別教育の概要
    1. 3.1.受講資格
    2. 3.2.玉掛け特別教育の内容
  4. 4.玉掛け特別教育を行う方法
    1. 4.1.外部団体の講習を受講する
    2. 4.2.自社に講師を招いて受講する
    3. 4.3.自社で講師を選任し特別教育を行う
    4. 4.4.オンライン講座で受講する
  5. 5.玉掛け技能講習の概要
    1. 5.1.受講資格
    2. 5.2.玉掛け技能講習の内容
    3. 5.3.講習費用
  6. 6.玉掛け特別教育・技能講習の難易度
  7. 7.玉掛け特別教育・技能講習を取得するメリット
  8. 8.まとめ

玉掛け作業とは

玉掛け作業とは、工場や倉庫などでクレーンのフックに荷を掛けたり外したりする作業を指します。
正しい知識がないまま玉掛け作業をしてしまうと重量物が落下して作業者が大怪我をする危険性があります。

そのため、玉掛け作業は安全にクレーンを使用するためにとても重要な作業です。

玉掛け作業に必要な資格

玉掛け作業に必要な資格は2種類あります。

1つは吊り上げ荷重が1トン未満の玉掛け作業を行えるようになる「玉掛けの業務に係る特別教育」、
もうひとつが吊り上げ荷重に制限のない「玉掛け技能講習」です。

玉掛け作業に従事する作業員は作業に応じて指定された講習を受講して資格を取得することが義務付けられています。

この講習受講の義務化は作業員だけでなく、事業者にも適用されます。
事業者は玉掛け作業に従事する作業員に対し、適切な講習を受講させなければなりません。

玉掛けの業務に係る特別教育

玉掛け作業に従事する作業員が受講する必要のある講習の1つが
「玉掛けの業務に係る特別教育(以下:玉掛け特別教育)」で、
この特別教育を修了すると、吊り上げ荷重1トン未満のクレーンの玉掛け作業に従事できます。

玉掛け技能講習

吊り上げ荷重が1トン以上の玉掛け作業を行う場合は「玉掛け技能講習」の受講が必要です。
「玉掛け技能講習」は取得している資格や実務経験により受講すべき科目が免除されますが、
最大で19時間の受講が必要となります。

受講修了後に学科試験と実技試験を受験して合格すると資格が取得できます。

玉掛け技能講習修了の資格を取得すると、玉掛け特別教育は免除されて吊り上げ荷重1トン以上の
玉掛けだけでなく、吊り上げ荷重1トン未満の玉掛け作業にも従事できます。

玉掛けの業務に係る特別教育の概要

玉掛け特別教育の科目は学科と実技があります。

受講資格

18歳以上であれば、誰でも受講できます。

玉掛け特別教育の内容

区分

講習科目

講習時間

学科

クレーン等に関する知識

1時間

クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識

1時間

クレーン等の玉掛けの方法

2時間

関係法令

1時間

実技

クレーン等の玉掛け

3時間

クレーン等の運転のための合図

1時間


学科では玉掛けの方法だけでなく、クレーンに関する知識や玉掛けに関係する力学、
関係法令まで広範囲に学ぶ必要があります。

実技では玉掛けの作業を覚える講習が行われます。玉掛け作業では玉掛け作業者と
クレーンオペレーターとの連携が大切になります。

講習を通じて合図をもとにクレーンオペレーターに玉掛け作業の状況を正確に伝えるスキルを身につけましょう。
玉掛け特別教育は学科と実技で9時間以上の受講が必要ですので2日間にわたって受講するのが一般的です。
玉掛け特別教育は業務に必須のため、事業者の方は業務時間内に受講してもらわなければいけません。

玉掛け特別教育を行う方法

玉掛け特別教育は玉掛け作業に従事するすべての人の受講が義務付けられています。
玉掛け特別教育の受講方法を解説します。

外部団体の講習を受講する

玉掛け特別教育は全国各地で講習会が行われています。全国の団体や企業が
実施していて外部団体の講習を受講するのが一般的な方法です。
外部団体の講習は事業場の準備が不要で受講を申し込むだけで従業員が資格を取得できます。

自社に講師を招いて受講する

受講する授業員が多い場合や自社の都合に合わせて講習を受講させたい場合は
自社に講師を招いて玉掛け特別教育を実施する方法があります。
全国の団体や企業では講師を派遣して特別教育を実施するサービスを提供しています。

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自社で講師を選任し特別教育を行う

講師を招く以外に自社の従業員から選任する方法があります。
講師となるために資格は必要なく、玉掛け作業の経験が豊富でクレーンの
構造などを熟知している人であれば誰でも講師を担当できます。

経験豊富な従業員を講師に選任すれば教本を揃える程度で安価に自社内で玉掛け特別教育を行えます。

オンライン講座で受講する

学科科目をWebでのオンライン講座を提供している団体や企業があります。
ただし、オンライン講座では実技教育が実施できませんので別途
実技科目をどうやって行うのか検討する必要があります。

玉掛け技能講習の概要

玉掛け技能講習の受講を修了すると吊り上げ荷重1トン以上の玉掛け作業にも従事できるようになります。
受講は外部団体の講習を受講するのが一般的です。

受講資格

玉掛け技能講習も18歳以上であれば、基本的に誰でも受ける事ができます。

玉掛け技能講習の内容

区分

講習科目

講習時間

学科

クレーン、移動式クレーン、デリック及び揚貨装置に関する知識

1時間

クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識

3時間

クレーン等の玉掛けの方法

7時間

関係法令

1時間

実技

クレーン等の玉掛け

6時間

クレーン等の運転のための合図

1時間


受講時間は学科と実技を合わせて最大19時間、3日間かけて行います。
学科科目受講後に制限時間1時間の筆記試験が実施され、試験に合格すると学科科目修了となります。
実技科目受講後にも試験時間1時間の実技試験が行われて試験に合格すると実技科目修了となります。
学科の筆記試験と実技試験の両方に合格することで玉掛けの資格を取得できます。

講習費用

外部団体の玉掛け技能講習を受講する費用は3万円~4万円程度が一般的です。

玉掛け特別教育・技能講習の難易度

玉掛け資格の合格率は90%程度と言われており、取得難易度は高くはないでしょう。
ただ、少数でも落ちてしまう人がいるのも事実です。
合格するだけではなく、正しい知識を付けて安全に作業するためにも講習はしっかりと受けましょう。

玉掛け特別教育・技能講習を取得するメリット

玉掛けの資格はクレーンを使う現場では取得は必須となるでしょう。取得しておくと就職や転職の際も有利になります。
また、クレーンの資格も同時に取っておくことも推奨します。現場では一人でクレーン操作と玉掛けを
行うことがありますので、クレーンと玉掛けの両方の資格を習得しておくと仕事の幅が広がります。

まとめ

  • 玉掛けの資格は「玉掛け特別教育」と「玉掛け技能講習」の2種類
  • 「玉掛け特別教育」で玉掛けができるのは吊り上げ荷重1t未満のクレーンのみ
  • 「玉掛け技能講習」で吊り上げ荷重1t以上のクレーンへの玉掛けが可能に
  • 玉掛け資格の合格率は90%程度。安全に作業するためにも講習はしっかり受ける
  • クレーンと玉掛けの両方の資格を習得しておくと便利


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