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フォークリフト運転の基本操作を解説


フォークリフト運転の基本操作

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点検

フォークリフトに乗車する前に、まず作業前点検を行う必要があります。
水漏れやオイル漏れが起こっていないか、タイヤや作業装置に異常はないかどうか、フォークリフトの周りを回りながら順番に確認していきます。
その際に、フォークリフトの付近に障害物がないかどうかも合わせてチェックしておきましょう。

(年1回の特定自主検査)

1年を超えない期間ごとに1回、定期に次の事項について自主検査を行うこと。

※労働安全衛生規則より抜粋

<第151条の21>

1年を超えない期間ごとに1回、定期に次の事項について自主検査を行うこと。
ただし1年を超える期間使用しないフォークリフトの当該使用しない期間においては、この限りではない。

  1. 圧縮圧力、弁すき間その他原動機の異常の有無
  2. ディファレンシャル、プロペラシャフトその他動力伝達装置の異常の有無
  3. タイヤ、ホイールベアリングその他走行装置の異常の有無
  4. かじ取り車輪の左右の回転角度、ナックル、ロッド、アームその他操縦装置の異常の有無
  5. 制動能力、ブレーキ、ドラム、ブレーキシューその他制動装置の異常の有無
  6. フォーク、マスト、チェーン、チェーンホイールその他荷役装置の異常の有無
  7. 油圧ポンプ、油圧モータ、シリンダ、安全弁その他油圧装置の異常の有無
  8. 電圧、電流その他電気系統の異常の有無
  9. 車体、ヘッドガード、バックレスト、警報装置、方向指示器、灯火装置および計器の異常の有無

乗車

フォークリフトはどちらからも乗れる構造になっていますが、正しくは左側から乗るのですので、必ず左側から乗車するようにしましょう。

左手でアシストグリップを握り、右手でドライバーシートの背中部分を持ちます。そして乗降ステップに左足をかけて、タイミングを合わせて乗り込みます。
この順序で乗れば、身体を接触させることなくスムーズに安全に乗り込むことが可能となります。乗車の際にレバーやハンドルを持ったり、飛び乗ったりすることは非常に危険です。

乗り込んで位置を調整したら、周囲の安全を確認した上でキーを回してエンジンをかけて操作を行っていきます。

発進

エンジンをかけたら、リフトレバーで5~15㎝程度の高さにフォークを上げます。そしてチルトレバーを引いて、マストをいっぱいまで後傾させます。
※その際に、フォークを上げる前にチルト操作を行わないよう気を付けましょう。
フォークリフトは左手でハンドルを操作しますので、左手でハンドルノブを握りましょう。
前後左右の安全確認をし、前後進レバーを前進に入れ、ブレーキペダルは踏んだままサイドブレーキを解除します。
ブレーキペダルから足を離し、アクセルをゆっくり踏み静かに発進しましょう。
急発進にならないようアクセル操作には十分注意しながら慎重に行うようにしましょう。

走行

①前進

周囲の安全に留意し前進走行します。
走行中は左手でハンドルノブを握り、右手はレバーに乗せず膝の上に置いておきましょう。
右左折時は前後左右の確認をしましょう。
駐車位置付近や荷役作業場所付近は徐行するようにしましょう。

②後進

後進時には後方左右の安全確認を必ず行いましょう。
前後進レバーを後進に入れ、駐車ブレーキを外し後進します。

荷役作業

①積み下ろし

取り下ろしたい荷物とフォーク(爪)の先端の距離が30cm程度のところ(手前)で停止します。

駐車ブレーキをロックし前後進レバーを中立にしてから、マストを垂直にし、フォーク(爪)をパレット間口の高さまで上げます。

前後進レバーを前進に入れ、安全確認をしてから、駐車ブレーキを解除しゆっくり前進します。
パレットをフォークの根本まで差し込みます。

駐車ブレーキをロックし、前後進レバーを中立にしてから、パレットの下面を10cm程度持ち上げます。

前後進レバーを後進に入れ、安全確認をしてから、駐車ブレーキを解除します。
ゆっくり後進してパレットの先端と荷台の隙間が20~30cm開いたら停止します。

駐車ブレーキをロックし、前後進レバーを中立にします。
フォークを静かに下げて、パレットの下面と地面の隙間が約10cmの高さまで下げて、マストをいっぱいまで後傾させます。

前後進レバーを後進に入れ、安全確認をしてから、指定速度を守り指定場所に移送します。

↓フォークリフトの差し込み長さが一目でわかる!!

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②積み付け

荷物を積みつける際、荷台とパレットの先端が30cm手前の位置で停止します。
駐車ブレーキをロックし、前後進レバーを中立にします。

マストを垂直にし、パレットの下面を荷台より10cm程度上の位置まで上げます。
前後進レバーを前進に入れ、安全確認をします。
ゆっくり前進して、パレットを荷台の指定場所まで前進します。
駐車ブレーキをロックし、前後進レバーを中立にします。
荷台の指定箇所にパレットを静かに降ろします。
前後進レバーを後進に入れ、安全確認をします。
駐車ブレーキを解除します。

ゆっくり後進し、フォークの先端と、荷台の隙間が20~30cm開いたら停止してから、 フォークを地上10cmまでゆっくりと下げて、マストを後傾させます。

前後進レバーを後進に入れ、安全確認をします。
駐車ブレーキを解除して、会社の指定速度を守り、次の目的の場所に移動します。

↓フォークが水平かどうか一目でわかる!!

水平チェッカーバナー

駐車・降車

フォークリフト運転時の注意点

  1. 制限速度を遵守しましょう。稼働する場所によって制限速度は異なりますので、制限速度をしっかり確認した上で、決められた制限速度を遵守し走行しましょう。
  2. 荷積走行時など前方が見えにくい場合にはそのまま前進すると大変危険なので、バックで後方を確認しながらゆっくり走行するか、一旦停止して周囲を確認してから走行するなど、焦らず安全確認をしながら走行しましょう。
  3. 見通しの悪い場所、狭い通路の出入り口は一旦停止し、周囲の安全(指差呼称)を確認しましょう。
  4. 急旋回・急発進・急ブレーキ・急なマスト操作などは荷崩れが起きたり、車体が転倒する恐れがあるので行わないようにしましょう。
  5. 本来のフォークリフトの用途以外での使用は危険なのでしないようにしましょう。