フックの外れ止めの紹介

玉掛け作業において、荷の落下事故を防ぐために最も身近で重要なパーツが「外れ止め」です。
本記事では、その役割から法的根拠、さらに防ぎきれないリスクである「知恵の輪現象」までを詳しく解説します。



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目次[非表示]

  1. 1.フックの外れ止めとは
  2. 2.外れ止めがないフックを使ってもいい?
  3. 3.知恵の輪(背抜け)現象とは
  4. 4.知恵の輪現象防止フック
  5. 5.まとめ

フックの外れ止めとは

玉掛け作業に欠かせないフックの開口部に付いているバネ式の金具を、「外れ止め」や「セーフティラッチ」と呼びます。
この金具は、フックに掛けたワイヤロープやスリングなどの玉掛け用具が、作業中や吊り荷の
揺れによって不意にフックから外れてしまうのを防ぐための重要な安全機能です。
日常の点検でも、このバネの機能やフック本体との密着性を確認することは極めて重要です。

  • 役割: 荷の落下事故を防止
  • 点検のポイント: バネの効き具合、フック本体との密着性(隙間がないか)

外れ止めがないフックを使ってもいい?

玉掛け用フックの中には、構造上外れ止めがないタイプも存在します。現行の法令では装着が
必須とはされていませんが、リスクマネジメントの観点からは外れ止め付きを選択するのが賢明です。
事実、多くの建設・製造現場では安全強化の一環として、外れ止め付きフックの使用が実質的な
ルールとなっています。現場の安全レベルを維持するためにも、使用中のフックの仕様を確認し、
金具の摩耗やバネのへたりがないか日常的にチェックする習慣をつけましょう。

※また、クレーン本体のフックと玉掛け作業用のフックで扱いが異なります。
クレーンフック (クレーン本体に備え付け)は、クレーン等安全規則 第20条の2(または第66条の3)により、
外れ止め(逸脱防止措置)の装着が義務化されています。


知恵の輪(背抜け)現象とは

「知恵の輪(ちえのわ)現象」または「背抜け(せぬけ)」とは、ワイヤロープがフックの背中側に回り込み、
外れ止めを押し上げるような形でフックから外れてしまう現象です。

  • 発生タイミング: 荷の巻き上げ・巻き下げ時、荷の揺れによるワイヤの緩み
  • リスク: 外れ止めが付いていても、構造上の隙間から外れるため、重大な落下事故に直結します。


注意!

外れ止めは「先端側」からの逸脱を防ぐものであり、この「背抜け」を完全に防ぐことはできません。
※このようにフックに外れ止めが付いていても、フックから玉掛け用ワイヤロープが外れてしまう現象です。



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知恵の輪現象防止フック

背抜け現象という重大なリスクに対応するために開発されたのが、「知恵の輪現象防止フック」です。

主な特徴
  • 2重の外れ止め: どの角度からワイヤが当たっても外れない構造
  • 完全ロック機構: 開口部を物理的に完全に閉鎖


特に、振動や衝撃が大きい現場や、吊り角度が浅くなりやすい(ワイヤがフックの背に当たりやすい)
作業環境での導入が強く推奨されています。

まとめ

フックの外れ止めは、玉掛け作業の安全を支える基本中の基本です。

  1. 日常点検:バネや密着性を必ずチェックする。
  2. リスク理解:通常の外れ止めでは「知恵の輪現象」を防げないことを知る。
  3. 適切な選定:危険が予測される現場では、知恵の輪現象防止フックを採用する。


安全な作業環境を維持するために、道具の正しい選択と点検を徹底しましょう。


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