リーチフォークリフトの各部名称と操作方法について解説
目次[非表示]
- 1.リーチフォークリフトとは
- 2.各部名称と操作方法
- 2.1.リフトレバー
- 2.2.チルトレバー
- 2.3.リーチレバー
- 2.4.アクセルレバー
- 2.5.ブレーキペダル
- 2.6.ペダル式プレゼンススイッチ
- 2.7.ステアリングハンドル、ハンドルノブ
- 2.8.ボディクッション
- 2.9.キースイッチ
- 2.10.非常停止ボタン(エマージェンシーボタン)
- 2.11.ホーンボタン
- 2.12.前照灯スイッチ
- 3.リーチフォークリフト操作時の注意点
- 3.1.ブレーキ方式
- 3.2.高い「小回り性能」によるリスク
- 3.3.もしもの時の安全対策
- 4.まとめ
リーチフォークリフトとは
リーチフォークリフトとは、立ち乗り式で、マストを前後に「リーチ」させて荷物を扱えるフォークリフトの一種です。
リーチリフトとも呼ばれ、小回りが利くことが特徴で、電動式が主流で排ガスが出ないことから主に倉庫や物流センターなど高所や通路が狭い屋内で活躍しています。
この記事では、リーチフォークリフトの各部名称とその操作方法を説明します。
各部名称と操作方法
リフトレバー

レバーを手前へ引く:フォークが上昇します
レバーを前方へ押す:フォークが下降します
レバーの傾け加減に応じて反応します。急激な操作は危険ですので、
レバー操作はじんわりと少しずつ倒していきましょう。
※積荷の急降下、急停止にならないように操作しましょう。
チルトレバー

レバーを(手前へ)引く:フォークの先端が上へ傾きます
レバーを(前方へ)押す:フォークの先端が下へ傾きます
レバーの傾け加減に応じて反応します。急激な操作は危険ですので、
レバー操作はじんわりと少しずつ倒していきましょう。
リーチレバー

レバーを(手前へ)引く:ツメを車体側へ引き寄せます(リーチイン)
レバーを(前方へ)押す:ツメを前に出します(リーチアウト)
レバーの傾け加減に応じて反応します。急激な操作は危険ですので、
レバー操作はじんわりと少しずつ倒していきましょう。
※リーチアウトで荷を積載した状態での急旋回はリフトが転倒する危険性が高く非常に危険です。
荷を積載したらリーチインの状態で走行しましょう。
↓フォークリフトの差し込み長さが一目でわかる!!
アクセルレバー

車両の前後進とスピードを調節します。
ブレーキペダルを踏み込んでブレーキを解除し、前後進レバーを進行したい方向へ倒します。
前進:レバーを(前方へ)押す
後進:レバーを(手前へ)引く
アクセルレバーは倒すほど速度が早くなり、離すと中立の位置に戻り減速します。
※アクセルレバーを一気に倒すと急発進となり、非常に危険です。
停車する時はアクセルレバーを中立の位置に戻すか進行方向と逆側に倒して減速し、
その後にブレーキペダルを離す順番で操作すると停車しやすいです。
※走行中にブレーキペダルから足を全て離すと急ブレーキになってしまいます。
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ブレーキペダル

ブレーキペダルを踏むとブレーキが解除され走行する事が出来ます。逆にブレーキペダルを放せば
ブレーキが効き、同時に走行の電気回路が自動的に遮断されます。
※このブレーキシステムを正式名称ではデッドマンブレーキと言い、リーチ式フォークリフトの
ブレーキはカウンター式フォークリフトのタイプとは異なります。
ペダル式プレゼンススイッチ

安全な乗車姿勢で走行するための装備で、運転席に正しく乗車していない場合や運転席から離れた場合に走行、
荷役操作ができなくなるインターロックシステムです。
足が外にはみ出した状態での走行は危険で、リフトと壁等に足を挟まれてしまう可能性があります。
ステアリングハンドル、ハンドルノブ

左手でハンドルノブを握り、右手はアクセルレバーにそえましょう。
ボディクッション

運転される方の体格に応じて運転し易い位置に調整可能です。調整範囲は上下に約60mmです。
キースイッチ

OFF :キーの抜き差しと、電源をオフにする位置です。
ON :起動準備の位置です。OFFから右へ1段階回した位置です。
スタート:パワーオンの位置です。ONからもう1段右へ回した位置です。起動ディスプレイが点灯します。
非常停止ボタン(エマージェンシーボタン)

非常時にこのボタンを押すと電気回路が遮断され、すべての操作ができなくなります。
ボタンを時計回りに回すとボタンは元の状態に戻り、停止は解除されます。
※非常停止ボタンを停止操作として使用しないでください。
ホーンボタン

ホーンボタン押すと警報器が鳴ります。
前照灯スイッチ

スイッチを入れると前照灯が点灯します。
リーチフォークリフト操作時の注意点
リーチフォークリフトの操作では、ブレーキの方式と高い「小回り性能」から急制動や
急旋回による荷崩れが起こりやすく注意が必要です。
ブレーキ方式
リーチフォークリフトのブレーキ方式はカウンターフォークリフトが自動車と同じフットブレーキなのに対し、
電車などに採用されている「デッドマンブレーキ」となっています。
デッドマンブレーキとは、「ペダルを踏んでいる間はブレーキが解除され、足を離すとブレーキがかかる」
仕組みで、走行中に慌てて足を離すと、急制動がかかり荷崩れや転倒を招く恐れがあるため大変危険です。
リーチフォークリフトでブレーキをかけるときはペダルを踏んだまま「前後進レバー」を進行方向と
逆に倒す操作(スイッチバック)で、緩やかに減速・停止を行うのが基本の操作となります。
高い「小回り性能」によるリスク
リーチフォークリフトの強みはタイヤ径が小さく、その場で旋回ができるほど小回りが利くことで
倉庫の狭い通路で真価を発揮する一方で、急旋回時には強い遠心力が働きます。
遠心力による荷崩れや横転のリスクがカウンターフォークリフトよりも高いため、
旋回前には十分に減速して急旋回を避ける必要があります。
もしもの時の安全対策
万が一、操作を誤って急制動や急旋回で荷崩れを防ぐ具体的な対策として
フォークリフト用滑り止めアタッチメントの導入が有効です。
・荷物の滑りを防止するアタッチメント『すべらんマット』
まとめ
安全且つスムーズに操作するために、まずは操作レバーの配置をよく覚えておくようにしましょう。
また、乗用車や他の建設車両のフットブレーキとは異なり、リーチリフトの操作では足元の
ブレーキペダルを踏むとブレーキが解除され、手元のレバーで進行させます。
慣れないうちは慎重に操作してください。
万が一に備えて、荷崩れ防止の対策も有効です。
フォークリフトに関するお役立ち情報はこちら










